
宣言どおり、朝一で
『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』見に行きました。
やっぱり朝一だとあまり混まないからいい。
5分も待たずに入場することができましたが、帰るときは長蛇の列でした。
展示室でも意外とゆっくりと
『受胎告知』を見ることができました。
正直言って、私は
レオナルド・ダ・ヴィンチをなめていました。
素晴らしい、って形容じゃ全く足りない。偉大です。
散々レオナルドの研究者に指摘されている点ばかりかと思いますが、
私が直接肌で感じたレオナルドのすごさを挙げつつ、『受胎告知』の感想を書こうと思います。
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遠近法ルネサンスの美術史を中心に学んでいるので、遠近法についてはそれなりに勉強しているとは思うんですが、
私は遠近法によって描かれた絵の効果を十分に体感したことがなかったんです。
そうでなくても、レオナルドの確立した遠近法ほど優れたものを見たことがなかったんです。
『受胎告知』を見た時、抄出点に向かってすーっと伸びていく空間を感じました。
遠近法による距離感とはこのことだ、って初めて体感した気持ちです。
ただ、どこででも指摘されているように何箇所か欠陥ははっきりわかりました。
マリアの腕や書見台の位置、背景の木など確かにおかしかったです。
けど、そんなのはどうでも良い、と思いたくなる程レオナルドの構築した空間は優れると思いました。
安っぽい表現をしてしまいますが、まるで吸い込まれそうでした。
受胎告知の瞬間に立ち会えるような気分になるんです。
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質感肌、髪、衣、羽・・・どれも物凄くリアルでした。
リアルというか理想的なのかもしれません。
油彩の発達してないイタリアルネサンスにおいてこれだけ質感を表現するのは凄いことだと思う。
そして、リアルな質感の実現はレオナルドの熱心な研究の賜物だってよくわかりました。
(第二展示を見てレオナルドの研究熱心ぶりを感じました。熱心すぎ。笑)
特に、私はマリアの髪が綺麗だと思いました。
きっと触るとふわふわと柔らかくて、黄昏の中できらきらと光るんです。(妄想)
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テーマの解釈受胎告知ってテーマは本当に多くの画家が描いてきたもので、本当に多様。
そんな中で、この舞台(自然を背景にしたマリアの家の前)を設定し、
この二人の位置関係と表情&動きを選択したレオナルドは天才だと思う。
私が見た他のどの受胎告知(&聖母マリア像)よりも威厳のある美しいマリアが描かれていました。
まぁ、これは宗教的なものが大きく関係するだろうから、あくまでも私の好みですが。笑
ガブリエルの(敬虔な?)表情も好きです。
リアルと非現実が混在しているような不思議な感覚。
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バランス京都の石庭じゃないけど、計算された人物とモノの配置がされていて、
鑑賞者に与える印象が本当に上手にコントロールされているように感じます。
さらに、人体のバランスはリアルと言うよりは私から見れば理想的。
人間の形をしたものが美しく見えるバランスが保たれているように思いました。
なんだか偉そうに講釈たれまくってますが、とにかく衝撃的だったんです!
それを伝えたかったんです!!
なんで500年も前の人間がこんな絵を描けるんだろう?
彼は何を思ってこれを描いたのだろう?
もし私がクアトロチェントのフィレンツェに生きていたなら、どう感じただろう?
妄想はつきません。
好奇心は留まるところを知りません。
レオナルドは私にとって一番知的好奇心を刺激する人物のようです。
第二展示は科学的なもの技術的なものなど本当に盛りだくさんでした。
ちょっと惚けてしまっていたので詳しくは覚えていませんが、
レオナルドの探究心には脱帽です!彼が天才たる所以は探究心にあると思います。
強い探究心の持ち主であり、努力の人である彼が羨ましく思います。
私にも少し分けてもらいたい。
レオナルド・ダ・ヴィンチを心から尊敬いたします。
もっともっと研究したい偉人です。
長々と語ってしまいまして、お目汚し失礼しました。
ただ私は今回自分がどう感じたかを自分のために書き残しておきたかったのです。
とにかく圧倒されました。
泣きそうでした。
今日は最良の一日になったと思います。
おしまい。